令和5年1月19日(木曜日)くもり
キッチン南海 高円寺店
カツカレー 840円


西荻窪にフラれ高円寺へ
この日、ランチタイムに西荻窪『坂本屋』のかつ丼でも食べようと向かうも店の前にはシャッターが。しょうがないので駅の反対側にある老舗町中華に行くと同じくやっていず、ステーキ『キャロット』は定休日、たんめんの店『はつね』は大行列。
西荻窪に完全にフラれたので諦め、用事があった高円寺へ。
久しぶりに高架下の人気町洋食『キッチン南海 高円寺店』を訪れる。
ここは昭和35年に創業した『神保町キッチン南海』ののれん分け店のひとつで、長らく高円寺の北口商店街で営業されていたが、2017年8月に現在の南口高架下に移転。高円寺民たち愛され続けている。
客の7割が注文する名物
とういうことで時刻は午後12時20分。店に入ると、元気な奥さまに迎えられ、カウンターの空いている席へ。店内はほぼいっぱいで、みな楽しそうに食事中だ。
席に着くなりカツカレーを注文。『キッチン南海』系といえばカツカレー。この日も客の7割くらいはこれを頼んでいた。
注文を聞いたマスターが、早速カツを上げ始める。フライヤーからパチパチパチと食欲をそそる音が聞こえてくる。
注文から5~6分後。「カツカレーあがるよ」とマスターが席をかたずけ中の奥様に伝えると、そのままマスターの手から提供される。奥様が慌ててスプーンと箸を持ってくる。
カツカレー
高円寺キッチン南海のカツカレーである。
本家よりも黒くはないものの、ダークブラウンのカレーソースからはスパイシーな香りが。ステンレスのカレー皿の端にこんもりご飯が盛られ、その上にキャベツの千切り、揚げたてカツはソースに浸らないようトッピング(神保町は半分くらいカツにカレーがかかっている)。
卓上の福神漬けを脇に添え、まずはカレーのみをいただく。
野菜の甘みが溶けトロリとしたまろやかな口当たりながら、辛さもしっかり、そこそこ深みのあるスパイス感。角切りの肉が5~6個入っていて、カツがなくても満足感あり。
揚げたてのカツは厚みはないものの、サックサク。脂身の甘さを感じる豚肉の風味溢れるカツで、しっかりした味わいのカレーとの相性抜群。
スプーンが止まらず、福神漬けの甘みをプラスしつつ食べ進める。
キャベツに隠れてるライスも、量的にしっかり。
食べ終わる頃にはいい感じの満腹感。
『馬場南海』の閉店はつくづく残念だが、他のキッチン南海を今後もせめてみたい。
ちょっとだけムービータイム
キッチン南海 高円寺店
電話:03-5356-5570
住所:東京都杉並区高円寺南4-49-1
営業時間:11:30~15:00 17:00~22:00
定休日:日曜・第一第三水曜日