令和2年12月7日(月曜日)快晴
レストラン はやしや
三平ライス 900円


三平ストアの5階
靖国通り沿いの老舗スーパー・三平ストアの5階にあり、
窓から新宿の街並みを眺望できる同店は、
昭和24(1949)年の創業で、
激動の昭和、平成、令和を駆け抜けた
ハイパー洋食食堂である。
かつて様々な世代の時に訪れたことがあったが、
それぞれに何となく記憶が残っていて、
混雑すると、とにかく提供される時間が遅かった思い出がある。
オープンまもなく入店
この日は、オープン間もない午前11時前、
さすがに平日とあってお客はひと組だけで、
迎え入れた店員さんに窓際のカウンター席を案内される。
前は4人掛けのテーブル席だったはずだったが、
感染対策のため間隔をあけての窓を正面にした一人席にしたようだ。
この日は、昔のメニューを復刻したという「三平ライス」を注文。
ケチャップライスの上に卵とじしたポークカツをのせ、
デミグラスソースをかけたプレート料理らしい。
本来は1000円だが、復刻価格で100円引きの900円なり。
昭和の欧風レストランといった店内は
決して古さを感じさせなく清潔で、調光も明るめ。
かつてデパートの屋上にあった
お子様ランチを出す何でもレストランの趣が残っている。
目当ての品が到着
そして8分後、お盆にのった目当ての品が登場。
三平ライスにスープ、
タバスコに粉チーズ、
そしてナイフとフォークと箸がセットになっておいてある。
銀色のステンレス皿には野菜とマカロニ、
そしてトマトのサラダが添えられ、
ケチャップライスの上には卵でとじられたポークカツ、
そこへデミグラスソースがメニュー通りにかけられている。
スプーンでケチャップライスを口に含めば、
酸味も甘さもそれほど主張せず、
カツにかけられたデミグラスソースも優しい味だ。
お好みでタバスコと粉チーズをとのことなのだろうが、
小生の舌にはこれくらいの方が良く、
老若男女が普通に美味しいと感じられる味だなと、
納得しながら食べ進める。
半世紀以上も愛され続けるワケ
この空間だけが、
昭和に取り残されたような欧風な食堂で食べる昭和プレートは
どこまでも優しく心地よく、
半世紀以上も新宿で愛され続けるワケを感じながら
店を後にする小生だった。
ちょっとだけムービータイム
レストラン はやしや
電話:03-3352-5519
住所:東京都新宿区新宿3-22-12新宿サンパークビル本館5F
営業時間:10:30~23:00
定休日:無休