令和2年12月12日(土曜日)晴れ
角萬 向島店
冷やし肉南蛮(大)1150円


開店前におっさん7人が行列
「蕎麦界のラーメン二郎」
とも呼ばれる極太のそばが売りの同店。
この角萬は他に
浅草店や入谷店、梅田店とあるが、
店構えはここが最も年季の入った行列店である。
開店30分前に店に到着すると、
すでに7人の待ち客が並んでいて、
みなさん小生と同じオッサンばかりだ。
ラーメン二郎マニアを「ジロリアン」と呼ぶように、
角萬を愛する人たちを「カドマニスト」と呼ぶらしい。
オープン
ちょっと距離を開け行列の尻について待つこと30分、
午前11時40分にのれんがかけられ、
ぞろぞろと客たちがずいぶん歴史のありそうな店になだれ込む。
テーブル席に陣取ると、ホールのお姉さんが最初の客から次々に注文を受けていく。
ほぼ、冷肉大(冷やし肉南蛮の大盛り)だ。
そして小生の番になると、それにつられつい
「冷肉大!」とコールしてしまう。
これが後でひどい目にあうことに…。
胃袋がビビる
10分後、目に前に現れた現物を見てちょっとビビる。
大きめのどんぶりに山盛りの極太そば。
上部には短冊切りにされたネギが添えられ、
豚バラ肉が所々から顔を出している。
どんぶりの脇には小皿に入った
フレッシュなネギのみじん切りも見える。
ツユはお盆に溢れこぼれるほどなみなみとつがれ、
まずは麺を箸ですくい口に運ぶ。
武蔵野あたりのうどんかというくらいの極太そばは、
のど越しを楽しむという風情ではなく、
まさにワシワシと喰らう感じだ。
噛み応えもあり、そばの香りや粉っぽさもほんのりと感じる。
ツユはカツオ節の旨味とカエシの甘みが勝ち、
醤油の塩味はそれほど強くない。
喰っても喰っても…
しかし、喰っても喰ってもぜんぜん減らない。
しかも、そばも豚肉も噛み応えがあるのでだんだんアゴに効いてくる。
他のおっさん達はペロリと喰って支払いを済ませて店を後にするが、
卓上の一味を加え、食べ続ける。
そして何とかそばを喰い終え、
ツユに注いだ蕎麦湯を飲み完食。
腹パンでも夜にはまた食べたい!
完全にキャパを超えた一戦だったが、
この日の夜にはまた食べたいと思ってしまう、
謎の中毒性に襲われる小生だった。
ちょっとだけムービータイム
角萬 向島店(かどまん むこうじまてん)
電話:03-3622-7470
住所:東京都墨田区向島3-1-5
営業時間:11:40~15:00
定休日:日曜・祝日