令和4年12月22日(木曜日)くもり
長崎飯店 渋谷店
特上ちゃんぽん 1200円


閉店前に急いで訪問
先ごろ
<渋谷・道玄坂の老舗中華「長崎飯店」がいったん閉店 来春移転、再開発に伴い>
というネットニュースが発信された。
高田馬場にある『長崎飯店』には何度も足を運んでいる小生は、本店である渋谷の同店は未訪問。
閉店前に一度行っておかないと、ということでようやくの訪問である。
JR渋谷駅ハチ公前からスクランブル交差点を渡り、
道玄坂を上がって3~4分。
新太宗ビル3号館脇の小路に入るとすぐに見えてくる
「本場 本当の味 長崎ちゃんぽん 皿うどん 長崎飯店」の真っ赤なのぼり。
高田馬場店同様、店頭に食品サンプルのショーケースが鎮座する昭和香る味のある店構え。
食事を終え店から出てきた人たちのほとんどが、スマホで店の写真を撮っていた。
時刻は午後1時過ぎだったが、店の前には6人の行列が。
後ろにつける。
入店
だが、そんなに待つことなく5分くらいで入店。
入り口近くの二人掛けテーブル席を当てがわれる。
壁のメニューから「特上ちゃんぽん」を選びレジや接客を担当する大女将に伝える。
ここ長崎飯店は昭和50(1975)年創業。
先述したが現在渋谷の他に高田馬場店を運営。
創業は高田馬場店の方が古いが(昭和46年オープン)、
オーナーが渋谷店にいるためにこちらが本店になり、家族経営で切り盛りする。
座席数は38席とそこそこな数で、
4人掛けテーブル席の他、奥に大きな円卓があるようだ。
それでも店の外には常時待ち客がいて、ひっきりなしに客が入れ替わる。
入り口そばの席なので、その度にうすら寒い外気が入り込み、背筋が震える。
豪華な特上ちゃんぽん
約15分後、特上ちゃんぽん到着。
普通のちゃんぽんより300円高いせいか、見た目も豪華。
具材は、エビ、イカ、ゲソ、カマボコ、ヤングコーン、椎茸、白菜、ニンジン、キクラゲ、タケノコ、豚肉、うずらの卵など。
あとで判明するが、そのほかに牡蠣やアサリも発見。
栄養満点のラインナップ。
取り急ぎスープをひと啜りすると、
豚骨の出汁に魚介のエキスが溶け込んだ、
思わず「うまいなぁ」と唸らずにいられない極上スープ。
麺はボソッとした特有の食感も楽しめる本場長崎のちゃんぽん麺。
そしてバラエティ豊かな具材を一通り楽しんだ後、お約束の金蝶ソースをひと回し半。
味変する。
酸味とコクと甘みが加わり、一層深い味わいに。
ちゃんぽんや皿うどんにウスターソースをかけて食べるのは、
九州で生まれ育った小生としては当たり前で、この味は馴染み深い。
もう箸が止まりませんとばかりに食べ進め、スープまで完飲。
やっぱりちゃんぽんウメーな。
同店は2023年1月中旬「道玄坂二丁目南地区」再開発に伴うビル解体と同時にいったん閉店する。
再開発後の新築ビルに再出店予定だが、
それまでの期間、同じ道玄坂エリアに新店舗を構えて営業するという。
この味がまだまだ堪能できそうで、ちゃんぽん好きな自分としては嬉しい限り。
ちょっとだけムービータイム
長崎飯店 渋谷店(ながさきはんてん)
電話:03-3464-0528
住所:東京都渋谷区道玄坂2-10-12新太宗ビル3号館1F
営業時間:【月~金】11:00~14:30 17:00~22:00【土】11:00~14:30
定休日:日曜・祝日